柔ら研修会も6回目になりました

柔らに伝わる伝統的な骨格や筋肉の整復法を勉強する研修会に参加して
数えて6回目になりました。

講師の島津兼治先生は、柳生心眼流の師範であり、日本武術にある「活」の技術をご自身の研鑽の
なかで発見された技術も含め、ご自身が整復されてきた経験をまとめられた貴重なワザを惜しみなく
伝えてくださるので本当にありがたく受講させていただいています。
活殺自在という言葉の意味も、歴史的な背景を含めて説明いただいてようやくおぼろげながら
理解する頭ができてきたような気がします。

日本の伝統的なものが、明治維新で切り捨てられてきた経緯なども伺うことができ、柔らに伝わる
「活」の技術というものが失われてしまうことは大変な損失であると回を重ねるごとに感じるように
なってきました。

整体への応用というと、あまりに短絡的だが、とにかくスピーディであることには驚かされます。
60分間で全身を緩め、筋肉と骨格のアンバランスをじっくり修正していくという整体が圧倒的に
多い中で、柔らの整復術では、直接骨格や筋肉に働きかけ本当に短時間に整復してしまうワザが
いくつもあることにはいつものことながら驚いてしまいます。

きょうは肘痛の対応についてとても参考になることが多かった。

武術という生死を分ける場での、活かす技術は本当に人間のカラダの仕組みや弱いところを知ること
が基本になっているので、へたな解剖学もかなわないと感じるのだが、師範はアトラスの筋肉図鑑などを
使って説明してくださるのでおおいに理解を助けていただいています。

毎回、実技と理論を短い時間のなかに盛りだくさんで教えていただくので、なかなか全部を整理して
記録しておくことができないのが悩みの種。

きょうもあれやこれやと思い出しながら、ノートに下手な絵を描いては記憶を呼び覚ましています。


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